翼の折れたエンジェル

 みうな。こないだみうなについて書いたのですが、あんなものを読まなくてもみうなの魅力が一発で分かってしまう画像に出会いましたので、急ぎここに紹介した次第であります。大きい画像はこちらです。百聞は一見に如かず、とはよく申しますが、このアフォリズムをここまで如実に体感したのは久しぶりなことです。残念なことに顔写真は無いのだが、これだけ見てもみうながベリーキュートな女の子であることは容易に予想できることと思う。どのようなお題でこれを書かされたのかは定かではないのだが、正月の書初めか何かの企画で「自分の好きな言葉を書いてください」とでも言われたに違いない。しかし、そう言われて自分の好きな擬音「るんるん」を筆で長半紙にしたためよう、などと誰が思うでしょうか。隣のおバカさんで有名なごっちんですら「自分に正直」という実に良い言葉を書き、そして尚且つコメントでも良いことを言っております。それに比べてみうな。「るんるん みうな」だけなら矢口さんに「みうなちゃん、それ超シュール、マジウケる(笑)」と超現実主義をさらに超えたスーパー現実主義3のような塩梅で誉めて貰える可能性もあったのですが、コメントまでどこまでも限りなくのびやかにピースフルであります。「♪♪るんるん♪♪はみうなが一番大好きな効果音なんですぅ(ハート)るんるんと毎日を過ごせたら最高にHappyになりますもん♪るんるんっ♪♪」ここまで来ると「るんるん」というのは動物か何かの固有名詞なのではないかという疑問までも沸いてくるのですが、みうなにそんな概念は無いのです。固有名詞という概念を持たないのです、みうなは。だから自己主張など無いし、協調性が云々などと言われても「ほへっ?」とした顔でポカンとしているのです。みうなは生きながらにしてそのような概念とは無縁の境地にいるのです。ニルヴァーナという奴です。即身成仏とはまさにこのことなのです。みうなこそ平和の使者、翼の折れたエンジェル。そのみうなちゃんについて、こんな寓話があります。
 ある日みうなちゃんはお外に散歩に出かけました「るんるんっ♪」散歩をしていると唐突におトイレに行きたくなってしまいした。しかしここは北海道の花畑牧場、なかなか公衆便所なんてものはございません。それに、なにしろ北海道ですから野グソというわけにも行きません。お尻を出した瞬間にお尻が凍傷になってしまうからです。みうなちゃんは困ります。脂汗をダラダラとかきながら「おトイレっ、おトイレっ」と探しています。しかし足は止まってしまっています。一歩踏み出せばそれこそ崩壊してしまいそうなぐらいにみうなちゃんは切羽詰っているのです。こんなとき、みうなちゃんはどうしたらいいのでしょう。みうなちゃんはとりあえずこの強烈な便意を、ジッとしてやりすごしては進み、やりすごしては進みを繰り返して、花畑牧場まで帰ろうと考えました。しかし便意は強烈です。それはそうです。なにせ北海道ですから、服の上からでも容赦無くお腹は冷えてしまいます。みうなちゃんは眉毛をハの字にして延々と「おトイレ〜」とつぶやき続けます。そこに現れるのがさゆみんです。道重のさゆみんさゆみんは脂汗をダラダラ流しながら辛そうにうんうん唸っているみうなちゃんを見ると、「この人うんち漏らしちゃいそうだよー」と煽りたてるのです。わらわらと人が集まってきます。みうなちゃんは恥ずかしさと、便意で顔が真っ赤ッ赤ッです。さゆみんは更にみうなちゃんを追い詰めます「みうなちゃんのうんち、いくらなら買いますか?」私は思わずさゆみんのその唐突なオークションに乗ってしまいます「100万円!」その声を聞いたみうなちゃん「これはいけない!」とその真っ赤な顔を上げると叫ぶのです「るんるんっ♪」めでたしめでたし。