矢口脱退に笑いが止まらない早朝

 矢口のことなどすっかり忘れて、今朝目を覚ましてめざましTVを見ていたわけなんだけれども、めざましTVに限らず朝のニュース番組というものを見ていたら、矢口モーニング娘。脱退のニュースは、なんとなく取り上げとこうか一応モー娘。だしな脱退だし面白いじゃん?的な雰囲気でどこでも取り上げられておりまして、普通ならばモーニング娘。卒業に関しては、明るい音楽と共に朗らかな顔をしたアナウンサーが「モーニング娘。後藤真希さんと保田圭さんが今秋モーニング娘。を卒業することを事務所が発表しました、プロデューサーのつんく♂氏のコメントによると『後藤も保田もソロに成れるだけの器量が備わって来た』とのことです」このようになるのが常なのだが、今回のニュースは一味違って、悲痛な音楽と共に「モーニング娘。矢口真里さんが昨日14日付けでモーニング娘。を脱退していたことが明らかになりました、享年22歳でした、ご冥福をお祈りいたします」このように報道されているわけなのです。しかもご丁寧に「本日発売の写真誌に某俳優とのツーショット写真が掲載され、それを苦にした脱退かと思われます、当局は現在余罪を云々」とアナウンサーは沈痛な面持ちで原稿を読み上げるのです。これって要するに矢口は処女じゃないんだよ、ということを忙しい朝の時間に全国へ発信して「えっ!矢口って処女じゃないの!?」という混乱を引き起こすのが狙いなのでありましょうし「そうか3ヶ月前の矢口のセックスは激しかったのか」などといういらぬ憶測や「ぼ、ぼくの矢口がそんなことっ」という苦しい苦しい矢口ファンのおっぱいをギリギリと締め付けるものであり、そしてそれは要するに一般人へ矢口ファンであることのカミングアウトということに繋がり、通勤・通学中に思わず「まりっぺはセックスなんかしてない!」という叫びを誘導しようというテレビの陰毛でありまして、朝勃ちの身には少し堪えるニュースなのです。テレビって怖いね。
 しかし、いつまでもウジウジと矢口は処女じゃないんだ矢口は処女じゃないんだ、というネガティブな感情だけを引きずっていてもつまらないのでここは一つポジティブに行こう。いや、私は元々ポジティブなのだが、もしか「矢口真里 脱退」などのワードを用いてこの文章に辿り着いてしまった、それはまるで「嘘だ嘘だいやでも逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」のような感慨で、ふと碇シンジを思わせるような矢口ファンの方に対する、私なりの慰めの言葉なのであります。であるから、まず矢口が処女じゃないことが判明したことによって生じるプラスの事象を考えていこう。ところで矢口さんは22歳です。22歳なのに、モーニング娘。という枠の中で「下ネタ厳禁」のような空気に縛られて、矢口さんはきっと辛かったと思う。ふと思ったのだが、私はこれといって矢口ファンのわけではないのだが「矢口さん」という呼称は今の私の心境からするとちょっと余所余所しく響く。だから今回に限って矢口のことをまりっぺと呼ぶことにする。で、まりっぺはきっと下ネタを軽々しく言えない雰囲気が本当に辛かったんだと思う。心中お察しします。私も男子校を卒業し、気軽に「まんこ!」とか「あの女の子のお尻たまらんよね」みたいなことを言えなくなってしまった身でありますから、まりっぺの気持ちは痛いほど分かる。それが、モーニング娘。という束縛が解かれた今、まりっぺは自由なのです。そういえば昨日のナイナイのオールナイトニッポンには鈴木亜美ちゃんがゲストで登場しておりました。ナイナイは鈴木亜美ちゃんのために「アミーゴと鈴木さん」という特別コーナーを設け、そこで一発、今回のまりっぺの件にも繋がるようなネタが登場いたしました。それはこういうものです「アミーゴ:ビートゥギャザー 鈴木さん:サイドギャザー」なんとも言いがたい下ネタなのか、ん?でもCMで恥ずかしげもなく「お尻まですっぽり!」とか「ソフィーボディーフィット!」とかやってるしな、と思いつつも、やはりこれは下ネタです。生理が無い女など居ないのですから、当然鈴木さんもパンパースだかソフィーだか、サラサーティーコットン100だかにお世話になっているはずなのです。しかしアイドルであるから、公にはなかなか言い出せないのです「私、実はタンポンなんです」そんなことはなかなか言い出せない「タンポンの紐が中に入っちゃってー、とれなくなったことがあってー」「中ってどこ?(ニヤニヤ)」「ヴァギナ」そのような会話はなかなかできない。実際昨夜の鈴木さんもそこまでは弾けることができなかった。ただアホのように笑っていた。ナイナイもちょっと「これええのんかな?事務所的にOKなんかな?後で怖いお兄ちゃんに〆られたりせーへんかな?」というビクビクさ加減でウフフと笑っていたのだけれども、なんとなく場の空気は白けていた。やべっちはすかさずフォロー「まあ、サイドギャザーで笑える鈴木さんということでね」あんまりフォローにはなっていないのだが鈴木さんは「私はタンポンです」「え?」「ヴァギナ」そのような会話がしたかったに違いないのに、事務所です。事務所が邪魔をするのです。
 で、まりっぺの話に戻るのだけど、要するにその昨夜の鈴木亜美のように、まりっぺもこれからは大々的に下ネタ解禁だ!ということです。まりっぺはむちゃくちゃ喜んでる。「大人の矢口真里を見てください(笑)」むちゃくちゃ喜んでる。まりっぺ。これからはうたばんで「アイドルはおならするの?」という問いに「えー」としばらく悩んだ後に「ウソをつくのはいけないし、だからといってアイドルという夢を壊すのはいけない」ということで「臭いの無いのをたまにします」というものすごく厄介な答えを返す必要はない。「家に一人でいるときはいつもしてますよ、ブスーブスーって、音が出ないんだけど空気がブスーって出てる音がわかるのね(笑)チョーウケる(笑)臭いはくさいですよ(笑)もう無茶苦茶(笑)こないだ私の部屋で飼ってたシマリスが死んだんですよー、もしかして私のおならのせいかな、って思ってたら水あげるの忘れてました(爆笑)」もうどんどんとそのように赤裸々の告白をしたって構わないのです。大人の矢口真里だから。例えばまりっぺは深夜のテレビに30分の枠をもらう、ディレクターは言う「矢口さん、なんでもやったって構わないんですよ」まりっぺ超喜ぶ。そしてまりっぺが決めた番組のテーマはズバリ「性」性に関しての悩みや、問題や、例えばエイズに関してまりっぺは語る「最近エイズが広がっています、エイズは怖いです、生でやるような男は男じゃない。でも、コンドームを着けてたら大丈夫」他にも包茎に悩む男子中学生に語り掛ける「包茎はね、罪じゃないの、悪なの、絶対的な悪、だって超臭いんだもん(笑)」更にまりっぺは自分の夫を連れてくる。何をするのかと思えばフェラチオ講座。コンドームの正しい着け方。身長差37cmにおけるシックスナイン。君と僕とのアナルの違い、そしてその感受性。アナルのしわは何本が平均か。乳首の毛について。乳輪は性感帯か否か。私のラビアの色、大きさ、歯ざわり、そして大陰唇ってどういう意味?アナルが大好き矢口真里まりっぺ。「これからは私のことアナル真里って呼んでください」喜ぶ俺。「狼?ああ、2ちゃんねるね。いつも見てる。美勇伝に笑いが止まらないヤグチのスレは私が立てた。今は反省してる」どんどん過激になるまりっぺ。「子どもは3人欲しい、一人は家畜、もう一人はM男、最後の一人は女王様に育て上げる」げっそりする小栗。まりっぺはなかなか子どもを身ごもらない。身ごもったとしてもお酒を飲みすぎると吐いちゃう。口から出てくる。小指の先ぐらいの胎児「私と仕事どっちが大事なの!?」オナニー。どんどんと膨らんで行く妄想。まりっぺの未来は明るい。