敵は本能寺にあり

 センター会場の下見から帰り、飯を食い、郵便局で大学合格後のために通帳を作って家に帰ってお布団にくるまって日本史の年表などを見ていると非常に眠くなってしまってそのままトロトロと眠ってしまって気がつくと私は大学の授業を受けていまして、ああ僕は大学に合格したのだな、センター試験は9割、センター利用の私大は悉く受かり、早稲田も一文二文社学に全て受かったので、どこに入学しよっかなーくふふという気持ちできっと一文に入学金を振り込んで、まあ最終的には某国立大学へ入学したのだろうなと思いまして、授業を真面目に聞いていましたら教授はセックス学の権威ということで、人間とはセックスをする動物である、ホモ=セックスであると人間を定義付けられておられたので、僕は手をあげて「それではあややはいいとしても、ののたんやれいなやごっちんミキティにもおまんこがついている、と、そういうことをおっしゃりたいのですか?」「そんなことは言ってはいない、あくまでこれは確立の話であって、事実とは違うんだ。君は理論と現実との乖離を考えたことがあるかね?確かにアイドルは人間であり、人間は糞をし、セックスをするが、それを即、アイドルが糞をし、セックスをするなどという事実に結びつけることが真理であると思うかね?それは詭弁というものだよ。君はソフィストだ!」「あなたこそソフィストだ!」「何を!」「何だと!」ということになって私は大学を飛び出し、中央線沿いにとぼとぼと歩いておりますと突如として後方からうつみ宮土理が現れ、時速200kmで走る列車に向って飛び込み自殺を図りました。それから僕はののたんと手をつないで帰りました。