続・検索ワード

 「乳首なめたい」「まんこ入れたい」というワードが発見された。何かが間違っている。そのような欲求というのは検索窓に打ち込んで、調べるものではない。そんなことしても乳首を舐めることは叶わないし、まんこに入れることもできない。よく考えてみれば当たり前のことである。まだ技術的には無理なのだ。残念ながら。ゆくゆくは「なんだか乳首が舐めたいなあ」という時に、「乳首なめたい」と検索窓に入力すれば、ディスプレイから生々しい乳房が浮かび上がり、それをチロチロと舐めて満足する、とそういった健康で文化的な生活が手に入るかもしれないが、その時代はまだ到来していない。悲しむべきことである。また、そのような時代にあっては「まんこ入れたい」と、検索窓に打ち込めば、たちまちディスプレイは生々しき水もしたたるまんことなり、そこへ己の陰茎を突き立てることが可能になるかもしれない。だがやはり現代という時代はまだそこに至っていない。本当に悲しいことである。まことに遺憾であると思う。Googleには頑張ってほしいし、ディスプレイを作る会社にも頑張って欲しいと思う。