改稿

 積極的なブスに言い寄られる夢を見た。口が臭い。肌が汚い。胸がでかい。それでも私は非常に徳が高く、高貴なので、だって彼女も人間だもの、「いや、間に合ってるんで」「そういうつもりじゃないんで」婉曲にごまかしていたところ、行動力のあるバカが余計な世話を焼いてくれ、私とその積極的なブスをくっつけようと画策し始め、迷惑この上ない。この世は本当にクソだ。思っているうち、天から、見目麗しい、新垣結衣のような女神が現れ、「お困りのようですね、あなたの望みを叶えてあげましょう」「ももクロの赤の足の匂いが嗅ぎたい」女神は悲しそうな顔をして大粒の涙をこぼし、それがゆくゆくは流れとなって大地に満ちた。今我々が多摩川と呼んでいるものがそれである。