ノーリーズン

 特にこれといった理由もないままに、ブログを放置していた。ありきたりのことを申せば「21日、つまり本日の国立大学後期の合格発表が気になって、夜も眠れないし、ご飯は喉を通らないし、もう何も手につかないんですぅ〜」という理由からであるのですが、そんなことはものすごく表向きの事情であって、実情をまったく汲み取っていない、極悪な言い訳だ。そして、一応言っておこうか、私は国立後期に落ちた。私立は一個しか受けていなかったのだが、それにも落とされてしまっていた。つまりそれから帰納的に結論を導き出すとどうなるか、というと、私は浪人をせざるを得ない、ということになるのであります。受験、舐めておりました。
 ここで私は後期の受験を思い出すのでありますが、後期は面接のみの試験でありました。私はその日の朝、いささか緊張して眠れないまま5時にはシャワーを浴び、服を着替え、そしてもったいないから、という理由で前夜に払ったペイチャンネルをつけっぱなしで、それをなんとなく眺めておりました。すると男の性というものであります。次第にむくむくむくとした欲望が湧きあがってきまして、また、これが悪いことに、女優が私の好みだったのです。そして尚且つそのAVのシチュエーションが、もうなんていうか、私がAVに求める全てを凝縮させたような、素晴らしいAVだったわけであります。つまり、朝から抜いてしまったのです。ペイチャンネルを見る、ということはすなわち、ロックンロールを3回行う、ということとほぼ同義でありまして、私はそのことを無自覚にすぎたのです。
 しかしこれは関係無いな、実際に問題なのは、私の隣に坐って、試験を受けた青森出身のキュートなメガネっ娘が、面接官に何らかのセックスアピールをかました、ということであります。きっとそうなのであります。どう考えても、私にはあの面接に落ちる要素はなかったのであります。実際にはあったのでありましょうが、今現在の私の美化された過去の記憶を思い返すと、どうしても納得がいかない、私が落ちて、その青森出身のキュートガールが合格する、という結果は、青森のキュートガールが面接官に何らかのセックスアピールをしたのだ、としか考えられないのであります。そのセックスアピールについて私はここで考察をするのでありますが、まあ一番容易であろうと思われるのは、パンチラであります。これは実に容易なことであります。ちょっと無防備に足を開き、クイクイッとスカートを上げればよいのです。そしてここから更なる高みに踏み出すと、マンチラ、ということになるのです。これは要するにノーパンでパンチラをする、という矛盾とも言える行為をした場合に起こる、奇跡のようなものです。その時、陰毛がチラリ、と見えるか、一本ドーンと筋の通った裂け目が見えるかで、これまた色々と評価は変わってくるのでありますが、私としては、陰毛チラリの方が、奥ゆかしくて実に良いではないか良いではないか、よし、君合格ね、隣の坊主はお前はダメだ、ブサイクだし、なんか生意気だ、帰れ帰れ、俺はプッシーの青森キュートガールが好きなんだ。とそのような思考回路で、私は落ち、私の隣の青森のキュートガールは大学に合格したのであります。私はそのことに怒りを感じているわけではございません。ただ、セックスしたいな。とそのように思うばかりなのであります。