パンが一つならわけわかめ

 ここ最近あまりにも理想と現実の乖離が酷すぎてアイデンティティーが崩壊してしまいそうです。長々と書けば本当に長々と書けてしまうので簡単に要約してその乖離について申し上げますと「短パンの下に黒いタイツを穿いてるファッションが許せない」ということです。僕は君のおみ足を拝みたいのだ。なんだかとてもディプレッションです。ディスアポイントメントです。彼女らは何の権限があってあんなファッションをするのだろうか。これは前々から度々言っていることなのだけど、ジーンズの上にスカートを穿くというファッションが個人的に許せなくて、ジーンズの良さとスカートの良さを相殺している最低のファッションだと思う、というのと同じ感じで、短パンの下に黒のスパッツを穿くということは、短パンの「生足をさらけ出す」という長所をつぶし、そして黒のスパッツの「江頭・エスパー伊藤的マンコカパック」という長所をつぶしていると思うのです。ブサイクな女の子がこのファッションをしていると、ホッと安堵する部分もありつつ、でも「ブサイクの癖に何をファッショナブルぶっておるのか」と憤ったりもするのです。これは階段を上るブサイクなミニスカ女子高生がスカートを押さえているのを見て「よかった、こんなブサイクのパンツを見ないで済んだ」という安堵と、一方で「お前のなんて誰も見ねーよ馬鹿、自意識過剰なんだよ」という憤りと似ているというか同じなのだけど、だからと言ってブサイクは即悪かというとそんなことは言えなくて、でも女の子でブサイクって損だよね。つくづくかわいそうだなとは思うんだけど、ビューティーコロシアムとかいう最低な番組を見てたらブサイクだから性格が歪むのか、性格が歪んでいるからますますブサイクになるのか、鶏と卵どっちが先なのか、みたいな議論に帰着するわけなのだけど、それはどちらとも正しいと思うわけでありまして、だからメガネ外して化粧をしたら美少女!とか、良く見るとかわいくないんだけどなんかかわいいんだよねーこんこん、みたいなそういう事象が生まれるわけなのですね。前者はエロゲー臭いですが、私はエロゲーなど1つしかやったことがないのでよく分かりません。
 そんな話をしていたら暗い気持ちになってきたのでハロプロのことを考えます。私はハロプロが好きなのです。大好きなのです。中学3年から今に至るまでの青春をほとんどハロプロに傾けて来たと言ってしまうと過言なのだけど、とにかくハロプロを愛しているのです。同級生達から「え?まだモー娘。好きなの?俺は中3の時にはもう卒業したよ?」とか言われながらも「辻ちゃんがかわいいんだ、目が離せないんだ、僕は辻ちゃんと結婚するんだ、シャイニング娘。が僕の愛読書なんだ、あいぼんはかわいくないんだ、僕にとってはののたんが全てなんだ、僕の背番号は22なんだ、『つーじー』って読むんだ、名前のところにはCROSS ROADと入れるんだ、日本語訳すると『辻』なんだ、僕はののたんの夫になるんだ」と主張して「キモいね」と流されることおびただしかったのだけど、最近になって「確かに加護より辻の方がかわいいわ」というお知らせが続々2通ほど届いて「そら見たことか!僕はその子と結婚するのだぞ!どうだ!羨ましいか!」と言っても「俺の姉ちゃんは鈴木えみだし、榮倉奈々似の同級生と酒の勢いでセックスして童貞失っちゃったし、法政大学現役進学だし、ビールが一番美味いし、頑張れ浪人生」と励ましなのだか侮辱なのだか分からないことを言われ「自殺すんなよ」と心配してくれるのですが、私はコイツを見返すまで死ねない、是非ともののたんと結婚して見返してやろうと思っているのです。しかしそうなるとかわいそうなのはののたんで、私はののたんを純粋に愛しているから、その結果として結婚したのではなくて「アイツを見返してやるんだ!」みたいな心意気で結婚してしまったことを見抜き、俺の知らないところでこっそり泣き、物足りない身体の火照りを自ら慰めるのです。是即ち自慰、自涜と言ひけり。なんとはなしに罪の意識に苦しみ始めたののたんは「愛されないならいっそ」ということで服毒自殺を図るのだけど、その服毒自殺というのが「下剤一気飲み」という奴で、私が家に帰ったらツンと鼻をつく異臭と伴に、寝こんでいるののたんがいて「どうした!希美!身体の調子が悪いのか!?」と尋ねると、無言でソッとその下剤の包みを差し出し「私が死んでも、私のことを忘れないでください」とか泣かせることを言うんだけど、いかんせん下剤なのでもう垂れ流し状態。俺はスカトロはいかんな、と思っている人間なんだけどののたんの糞尿ならなんのそのということで、急いで布団をはぎとるとそのままの勢いでセックスをする。ののたんが「最近はまっているものはカレーうどんです」と連呼する。私は「それってどんな感じなの?」と尋ねると「ドゥルドゥルしてる」と応えて、そこで幕。だってもうわかんないんだもん。