上・京・物・語

 今日は早稲田プレだったので制服の現役生をたくさん見ました。制服の少女はブラジャーをこれでもかと透けさせておりました。僕は幸運にも後ろの方の席だったのでたくさん少女の背中から透けてるブラジャーを数時間堪能したことになります。私の右前方に座っていた制服の少女はスカートの上の部分を折ってスカートを短くしていたのですが、エロサイトなどの画像でそれを見るのと、実際に目の前で活物としてその情景を見るのとでは、やはり興奮の度合いは違うものです。そこまでかわいい少女でもなかったのですが、試験中に何度もチラ見してしまいました。帰ったらこれで即自慰に励もうかなどとも思いましたが、下品な考えはやめて試験に集中しました。日本史が分かりませんでした。家に帰って自己採点をすると37点でした。僕は泣いた。佐藤栄作日韓基本条約締結。
 例えば私とののたん代ゼミで知り合って「お互いに頑張ろうね」などと言い合い「一緒に東京の大学に行こう、俺は早稲田でお前は上智だ」「うんそうだね」ということになったとして、私が今回の早稲田プレであまりの出来の悪さにうなだれていると、ののたんは気を使って「大丈夫だよ!のんも英語の偏差値いつもギリギリ30だし!全然大丈夫だよ!」と言ってくれるのだが、私はとことんネガティブなので「いやもうだめだよ、俺の受験は終わったんだ、俺はもういい、地元のどうでもいい私立に入学する。なんとか経済大学みたいなところに入学する。もしかすると代々木アニメーションスクールという手もありかな」そう言ってハハハと乾いた声で笑うと、ののたんは寂しそうな目をして「大丈夫だよ」と自分にも言い聞かせるように数度呟く。私はののたんのそんな様子を見て健気だなと思ってかわいいなとも思うのだけれども、ののたん自身は健気でもなんでもなくて、ただひたすらにバカなわけなのだが、私が「そうかな、大丈夫かな」と言うと「大丈夫だよ、きっと大丈夫」と妙に確信じみた口調で言う。そしていざ受験になり、蓋を開けてみると私は受験した学校に全て受かり、早稲田どころか東大にも受かっていたので、うかれてしまって「やった全部受かったぜ、これもお前のおかげだよ!」とののたんに報告に行くと、ののたんは暗い顔をして「のん、全部落ちたの」と言う。私は慌てて「まだ分からないよ!補欠合格があるかも知れないじゃないか!」と取り繕うのだが、その言葉を聞いてののたんはハラハラと涙を流す。「のん、名前しか書けなかったの、何も書けなかったの、選択肢を選ぶことすら不可能だったの、藤原京から出土した歴史資料的に重要なものは何かって問いに石棒って応えちゃったの」私はののたんの肩をギュッと抱きしめると一緒になって泣いた。その日の午後の内に、ののたん代ゼミ本科生に登録するから一緒に来てくれというので一緒に行った。その代ゼミに入学するための煩雑な手続きをしているののたんの後ろ姿を見ながら、俺は去年の代ゼミに入学した時のことを思い出していた。あの頃私は代ゼミを心底憎んでいたなあと思いながら、相変わらず愛想の無い受け付けのお姉さんを見て、なんだか微笑ましいよう懐かしいような寂しいような気持ちになった。ののたんは暗い顔で代ゼミの赤い手帳を持って私の傍に来ると「浪人するってこんな気持ちなんだね」と言った。私は「そうだよ、浪人ってそんな感じなんだよ」とそれに返した。東京行き上りの新幹線に乗った僕を見送るののたんは何も言わずに手を振った。窓ガラス越しに僕も手を振った。シャ乱Q上・京・物・語が頭の中に流れつつも、なんとなくイルカのなごり雪のような気もした。ののたんの姿がもう見えなくなると席に座った。隣の席はれいなだった。れいなに猥褻な行為をした。れいなは「にゃんっ」と言って顔を赤らめた。ののたんごめんねと思いながら、新幹線の中でそのままセックスをした。高校一年生の田中れいなと俺はセックスした。上京する新幹線の中で。そして産まれたのがこの子です。アナル市原。アナル市原を見つめていると、僕の脳内でののたんは寂しそうな顔をした。僕はもう一度だけののたんごめんねと呟いた。れいなはそれを聞いてバカみたいに笑った。腹が立ったので乳首をつまんでやると「にゃーん」と鳴いた。かわいい奴だと思った。アナル市原はれいなのおっぱいをせがんでいた。