シンルチュウとあややのコラボレーション

 鼻糞がやたら溜まるのでほじってはほじっては食べを繰り返していると鼻血が出てきたので、その鼻血をあややの服に擦り付けて知らん顔をしていたら「やだ、なんで血がついてるの、生理かしら」とか言っちゃうあややのお伴をして一緒に腰をフリフリと振りながら、午後ティーを傾けて、そこに少しだけ要するにツーフィンガーほどシンルチュウを注ぎ込むとそれで乾杯して高らかに「スコール!」と叫んで、あややとキスをしたりしながら互いの唇と唇との間にそのシンルチュウと午後ティーのコラボレーションを繰り広げた末に、フラフラになったあややを優しく介抱して、僕はそれを幸福に思って、更にもう一口だけシンルチュウの午後ティー割りを飲んで、ナンバーガールを聞いて、プリキュアなんかを見ながら、肩に手を回してもう一度だけキスするとあややに「嫌」とシンプルイズザベスト的に拒絶されて、僕は泣いて、それを思い出してはオナニーをして、カリフォルニケイションを感じて、天気の変わらない季節の無い町にチンポをさらけ出して、タバコを吸って、タバコを吸ってはツバを吐きながら、ののたんあややに侮辱されて「お前きたねーんだよ」「浪人生がタバコなんか吸っていいと思ってるの?ていうかお酒も飲んでいいと思ってるの?」と責められて、僕が泣いているとののたんは優しく僕の肩を抱いて「お酒を飲むのはほどほどにするのがいいんだよ」と声を掛けて、僕は何も考えずに唇を突き出してののたんにキスをせがむと「そこでいいの?」と顔を赤らめて視線を僕の下半身に向けるのはののたんなのであって、ちんぽ!そう言って叫びたい衝動を堪えて「やっぱりここにしてもらおう」と言って右頬を差し出すとののたんは僕の右頬を思いきり張るので、僕は左頬も差し出すとあややがその頬を張るので、僕はたまらないカタルシスを感じて、モーニング娘。を俺は愛しているんだと思いながら柿ピーを食べて、柿の種とピーナッツの配分が気に入らなくて、それに対して文句を言うと何故か小川がどこからか沸いて出てきて「お前の顔なんか見たくないんだよデブス」と言うと小川は悲しい顔をして「私の何が不満なの?」と言うから「体型と顔、僕は面食いなんだよ、悪いな」というと小川は涙を流しながら去っていくのだが、その涙を僕は少しだけ美しいと思った。それはカリフォルニケイション、季節の無い街だからこそ感じれる美であったのだと私は思って、そうして手を取り合って、ののたんの太ももにキスをして、あややの眼球を舐めまわして、小川のシリコダマを取り出そうと何度も肛門に手を突っ込みながら、延々とどこまでも続く長い長いハイウェイを時速200キロメートルで飛ばそうと思うのだが、生憎にして僕のマシンはポンコツのHONDAなので時速は80キロまでしか出なくて、それが僕は悲しくなって、枕を濡らして、股間を濡らして、布団を濡らして、あややの経血と僕の涙とののたんの汗と小川の胆汁によって汚されたシーツで僕は服を作って、それを身にまとうと俄然力が沸いてくるような気がして、ハローハローと叫びながらグッバイを忘れてしまった俺はまた酩酊。深層心理のイメージの中に落ちて行くのだがそこにある何か、それは何かというと原罪というか、姉のパンツの臭いを嗅ぎながらオナニーをする俺の現風景がそこにはあって、それを泣きながら回顧しながら、回顧禄を書いて、小川を貶しながら、僕は泣いて、泣きつづけて、シラサゴをインマイヘッドして、興奮は血液を流れていって、彼はタバコを吸っていて、それは実にナンバーガールなのであって、イギーポツプファンクラブを練習しながらニイガキリサと恋に落ちるのはシラサゴであって、ののたんと俺とあややはそれを微笑ましく見ながら、少しだけある喪失感を俺は感じていた。「この寂しさはなんなんだろうな」と僕が独り言を言うと、ののたんは「童貞喪失のようなものだよ」と言うので「それはヴァージンの喪失のようなものか」と言うと「ヴァージンどは又違ったものなのじゃないかな」と哲学的なことを言うので、僕はなんだか悔しくなって「ファーストペインを君は感じたのか」と訊くと、ののたんはそれを鼻で笑って「言うわけないじゃん、そんなこと」というので僕は笑ってしまって「やっぱり処女なのか」と言うと、ののたんは笑いながら泣いたので、その涙を指ですくって舐めた。シンルチュウのような妙な甘ったるさがあった。あややがこちらを見て笑っていた。ニイガキリサはシラサゴと接合しては離れて、まるでアオミドロのように何度もセックスにうち興じていた。僕とののたんはそれを横目にストイックに哲学的な会話を逍遥として続けていた。アパテイアを俺は感じていた。ののたんはそれに一種の性的な興奮を覚え始めたのか、荒い吐息を何度も吐いた。れいながにゃーんと鳴いたので、俺がそちらに目を向けるとののたんにグーで殴られた。ののたんはタバコを吸っていた。俺はそのタバコの火をジッと見つめた。すばらしい日々がそこにはあったような気がした。タバコの火に焼かれて死んでしまえと思ったのは何かの間違いだったのか、僕はとにかくセックスがしたいと思った。れいなとあややののたんと小川のアナルを口に含んで、それを唾液でほぐしながら笑っていた。ののたんのタバコの火が少しだけ扱った。セックスがしたかった。ののたんのタバコの火をれいなのヴァギナに突っ込んだ。れいなは無表情でそれを受け入れた。俺は少し心配になったけれどそれも嘘だった。うそだらけだ。ちんぽをこすりながら俺はセックスがしたいと思った。何度でもセックスがしたいと思った。マルクス経済学を学びながら、俺は何度でもセックスがしたいと思った。ボアソナード民法は俺にとって最大最高のオナペットだった。あややの唾液が解け込んだシンルチュウの午後ティー割りを飲みながらそんなことを思った、8月の16日、深夜0時半だった。