楽しくも満ち足りた毎日

 ごっちんよっすぃー、圭ちゃんと一軒家に同居。時折れいなが「やっほー」などと言って、ビールを一ケース、車に積んで遊びに来て、後部座席にののたん親子、みんな口々に「のあちゃんおっきくなったねえ」とか「この服かわいー」とか「れいな、ビール運んどいて」とか言って、れいなはもうほとんど雑用のように、お客さん扱いされず、ののたん親子ばかりちやほや、れいな、一人でビールを家に運び込み「誰か手伝ってくれたってよかばい」とか文句垂れつつ、僕がそっとそれに手を貸して「れいな、俺がやるよ、俺が運ぶ」と言って、れいなはポッと顔を赤らめて「ありがと」と、照れからかなんなのか、ビールケースを俺に投げつけ、おれはビールケースの下敷き、下敷きになる瞬間れいなのパンツが見えて、それは水色、ああああああ、と思って、気付いたらまあ6畳1Kのせせこましい下宿で、そんな夢のような生活あるわけないじゃん、ばかみたい。好きすぎて。